もってのほか食用菊(しょくようぎく)


■もってのほか食用菊(しょくようぎく)

もってのほか 散策路 2016/11/12撮影
もってのほか 散策路 2016/11/12撮影

 

●もってのほか食用菊(しょくようぎく)

 

 

秋の花といえば、菊の花。日本人にとっては、春の桜とともに、馴染み深い花のひとつです。生花や刺身のつま物の小菊など一年を通して栽培される中で、食べる菊「もってのほか」は欠かすことのできない旬の食材です。

 

菊は日本の代表的なエディブルフラワーのひとつ。しゃきしゃきとした歯ごたえと、ほのかな香り、そして甘さとほろ苦さが、日本独特の繊細な味・伝統の味として、人々に親しまれてきました。

 

「もってのほか」は、食用菊の中では晩生で、収穫は9月下旬から始まり、晩秋の11月上旬頃に終わります。

 

食用菊は花びら(花弁)の部分を食べますが、もってのほかの花びらは筒状になっているため、茹でても形が崩れず、しゃきしゃきとした歯ざわりが特徴です。