小判草(こばんそう) ・ 紫木蓮(しもくれん)
●小判草(こばんそう)
晩春から夏に、線形の葉の間からまっすぐ伸びた茎先が枝分かれし、細い糸のような花柄をまばらに出して、淡い緑の小さな花穂をつけ、花穂が実ってくると黄褐色になります。
花の名は、穂の形が小判に似ていることから名づけられました。別名のタワラムギ(俵麦)は、穂を俵に見立ててつけられています。
コバンソウはイネ科の植物で、小花が集まった小穂ができ、花びらのない小花からおしべが少し出ています。
花言葉「金満家」は、花名どおり花穂が小判のように見えることからつけられています。
開花時期は、5月~7月。
●紫木蓮(しもくれん)
紫木蓮は、春になると紫色の花を木いっぱいに咲かせるポピュラーな花木です。
日本での歴史は古く平安時代に書かれた書籍には記録が残されています。また、海外でも人気が高く、欧米では街路樹や庭木に利用されています。
学名はマグノリア。木蓮とは、本来モクレン科に属する植物の総称ですが園芸では紫木蓮のことを指します。
「自然への愛」という花言葉は、春に花と葉を一気に芽吹かせる姿に由来しています。また、木蓮の木は恐竜が生きていた1億年前頃には存在していたとされ、その頃から変わらずに美しい花を咲かせていることから「持続性」という花言葉も付けられました。
開花時期は、3~5月。