山茶花(さざんか) ・ 枇杷の花(びわ)
●山茶花(さざんか)
花名の山茶花(サザンカ)は、中国語でツバキ類を指す「山茶(さんさ)」に由来し、山茶花の本来の読みである「サンサカ」がなまったものといわれます。
花言葉は、「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」。
同じツバキ属のサザンカとツバキはよく似ています。花が丸ごと落ちるのがツバキ、花びらが個々に散るのがサザンカです。また、ツバキの花は完全には平開しませんが(カップ状)、サザンカはほぼ完全に平開します。
花期は、サザンカが晩秋~初冬にかけて咲き、ツバキは晩冬~春にかけて咲きます。
色別の花言葉は
赤いサザンカ(Red Sasanqua)「謙譲」「あなたがもっとも美しい。
白いサザンカ(White Sasanqua)「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」。
ピンクのサザンカ(Pink Sasanqua)「永遠の愛」
●枇杷(びわ)
枇杷は、古代に中国から渡来したとされる果樹です。樹高2~5mに生長し、高いものだと10mほどの大きさになります。
楕円形をした肉厚な葉っぱには、くっきりと葉脈が浮き上がっています。この葉っぱの形が琵琶に似ていることが、名前の由来です。
枇杷の葉や種が、奈良時代から民間療法に利用されてきたことから、「治癒」という花言葉がつけられました。また、「密かな告白」は、咲いていることに気づかないほど花が小さいことにちなんでいます。
12~2月に白い小さな花を咲かせ、結実して6月に収穫期を迎えます。
オレンジ色の果実は、薄い産毛で覆われており、食べると酸味が少なく、わずかな渋味があります。