杜鵑草(ほととぎす) ・ 姫蔓蕎麦(ひめつるそば)
●杜鵑草(ホトトギス)
杜鵑草(ホトトギス)という名前は、花びらの斑点模様が、野鳥のホトトギスの胸に生える羽毛の模様と似ていることからつけられました。
鳥類のホトトギスは古来より「霊長」とされていたため、花もまた格調高い花として茶花や生け花に古くからよく用いられています。
8~11月に開花し、見頃となる草花です。あまり日の当たらないところで育つ性質があり、お盆を過ぎた頃に咲き始めることから、秋の到来を感じさせてくれます。
ホトトギスの花の開花期間は長く、夏から晩秋まで咲き続けます。その花が長く咲いている姿にちなんで、「永遠にあなたのもの」「秘めた意思」という花言葉がつけられたとされています。
開花時期は、8~11月。花の色は紫、白、黄色、ピンク。
●姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)
ヒマラヤ原産。日本にはロックガーデン用として明治時代に導入された多年草。
花はピンク色で、小さい花が球状に集まった金平糖のような形をしています。
花も葉もソバ(蕎麦)に似ていることからの命名されました。
茎がほふくして伸び、地面に接する節から発根して、他の草に邪魔されなければ短期間で広い面積を覆います。
花は初夏から初冬にかけて、小指の先ほどの淡桃色のかわいい花がカーペット状広がり、群生すると見事です。
花言葉は、「愛らしい」。草丈は5~15cmで、開花期は4~11月頃です。