藤袴(ふじばかま) ・ 梅擬(うめもどき) 長谷寺
●藤袴(ふじばかま)
フジバカマは万葉集でも歌われる、歴史のある多年草です。日本人にとって古くから親しまれてきた植物ですが、近年は自生できる環境が減っていることから、野生種は少なくなっているそうです。
フジバカマは夏の終わり頃から秋にかけて花を咲かせます。3つに裂けて左右対称に生えている葉っぱと雄しべが糸のように突き出ている花がフジバカマの特徴です。
茎の先端に咲かせる花は直径5mmほどで、赤色や紫色をしています。根っこは地面をはって生長し草丈は1~2mまで生長します。
フジバカマは、少しずつ小さな花を咲かせます。この姿にちなんで、「遅れ」「ためらい」といった花言葉が付けられました。
開花時期は、8~10月。花色は、白、ピンク、紫。
●梅擬(うめもどき)
梅のような実を秋に実らせる「ウメモドキ」。葉や枝ぶりが梅に似ていることに加え、実も小さな梅にたとえて「梅擬」という名前になったそうです。
花を観賞するよりむしろ花の後の赤い実を観賞する傾向にあり植物で、果実を求めて小鳥も良く集まるそうです。
花言葉は、「明朗」「知恵」「深い愛情」。花期時期は、5~6月。
花色は、淡紫花色は淡紫色。実の鑑賞期は、9~10月。