大毛蓼(おおけたで)・犬菊芋(いぬきくいも)・ジュランタ・タカラズカ
●大毛蓼(おおけたで)
初秋、鎌倉の街をぶらぶらと歩いていると、わき道の原に、大家蓼の花が群がって咲いていました。
花言葉は「思いやり」。
濃い紅紫がとても印象的な花です。夏~秋、長く伸びた茎が多数分枝して、その先に稲穂状に米粒大の紅紫色の小花を多数つけた花穂を垂下して咲かせます。先の丸い花びらが5枚、花びらは花弁ではなく萼片です。濃い紅紫の群集。
東慶寺の境内にも、大家蓼の花が咲いていました。濃い紅紫がゆらゆらと印象的です。
●犬菊芋(いぬきくいも)
北鎌倉浄智寺の方丈・客殿の脇の、秋を感じさせる犬菊芋の花。
花言葉は、「恵み」
鮮やかな黄色い秋の花です。
草丈が1.5~2mぐらいありますが、清楚な明るい舌状花をつけており、涼しげできれいです。
開花時期は9~10月ごろです。
●ジュランタ・タカラズカ
鎌倉の街かどの家に咲いていた、ヂュランタ・タカラズカ
花言葉は「あなたを見守る」。
初夏から秋まで、縁にギザギザ(鋸歯)のある楕円形の葉をつけてぐんぐん伸びる新しい枝先に幾筋も花穂を出し、香りのよい濃い紫の小花が次々と咲いて垂れさがります。
濃い青紫色にキリリと引き締める白色の縁取りがシックでかつ華やかで、美しいタカラジェンヌが正装した袴姿を思わせることから名付けられたようです。とにかくきれいで目立ちます。