時計草(とけいそう) ・ 立葵(たちあおい) ・ 松葉菊(まつばぎく)
●時計草(とけいそう)
真夏の暑い時期に、独特の姿の花を咲かせるトケイソウ。
トケイソウは、トケイソウ科・トケイソウ属に分類される植物の総称です。水平に開いた花びらが文字盤、3つに分かれた雄しべが時計の針に見えることから、「時計草」という和名が付けられました。
トケイソウは、イエス・キリストの処刑を象徴する花とされています。そのことから、「聖なる愛」「信仰」など宗教的な花言葉がつけられました。
開花時期は、5~10月。
●立葵(たちあおい)
立葵は、6~8月の頃に花を咲かせます。梅雨入り頃から茎の下の方から花が咲きはじめ、徐々に上の方の花が咲いていきます。てっぺんの方の花が咲くと、梅雨が明けるといわれています。
一年草と多年草のタイプがあり、ハイビスカスに似た花を茎の先にいくつも咲かせます。タチアオイは、もともとは中国原産と考えられていました。ただ、現在ではトルコや地中海沿岸を原産とする植物の雑種とする説が有力といわれています。
タチアオイにはたくさんの実がなることから「大望」「野心」「豊かな実り」という花言葉が付けられました。花色は、白、赤、ピンク、オレンジ、黄、黒、紫、複色など。
開会時期は、6~8月。
●松葉菊(まつばぎく)
マツバギクは、南アフリカを原産とするハナミズナ科(ツルナ科)の多肉植物です。名前に「キク」と付いていますが、菊の仲間ではありません。日本へは明治のはじめに渡来しました。
葉っぱが松のように細く、菊に似た花を咲かせることから、「松葉菊」という和名が付けられました。暑さや寒さに強く、地面をはうように細い茎を伸ばすことから、グランドカバーやロックガーデンに利用されることが多いです。
花の色は、紫、赤、白、ピンク、黄、オレンジなど。
花言葉は、「忍耐」「心広い愛情」。
開花時期は、6~10月。