トサミズキ ・ 山茱萸(さんしゅゆ) ・ 万作(まんさく)
●トサミズキ
早春に葉より先だって、枝にぶら下がるように花穂を長く伸ばして、5~10輪ほどの小さな黄色い花が糸で通したように連なって咲きます。
木の名は、土佐(高知県)に自生し、葉の形がミズキの葉に似ていることから名づけられました。
花言葉「優雅」は、ヘラ形の5枚の花びらの間から5本のおしべが赤い葯をのぞかせた、穂状の花が下垂するさまの美しさによりつけられたようです。
開花時期は、3~4月。
●山茱萸(さんしゅゆ)
早春に、葉に先だって枝一面に、鮮やかな黄色い花火のような小さな花が20~30輪ほど放射状に固まって咲き、秋になると葉のわきに赤く熟した実が鈴なりになります。
花(木)の名は、漢名の山茱萸の音読みで、山のグミ(茱萸)で、果実が茱萸(中国ではサンショの意)に似ていることに由来します。
花言葉「持続」「耐久」は、1.5~2cmほどの赤く熟した楕円形の果実が薬用になることからつけられたそうです。
●万作(まんさく)
早春に、葉に先立って短い柄の先に、細長いリボンのような黄色の4弁花が数輪ずつ、枝いっぱいに咲きます。
花の名は、その年の初めにまず咲くことからつけられたとも、豊年満作の祈願から名づけられたともいわれています。
花言葉「呪文」「不思議な力」。開花時期は、1月~30月。