タンポポ ・ アジュガ ・ 八つ手(やつで)
●タンポポ
道端や公園など、私たちの身近な場所で花を咲かせるタンポポ。細い黄色の花びらが集まって、ボンボンのようなかわいらしい花を作り出しています。ヨーロッパでは、タンポポの綿毛が恋占いに使われます。
一息で綿毛を吹き切れれば恋心が叶うとされることから『神託』『幸せ』という花言葉が生まれました。
開花時期は、3~4月。ただし、暖かい気候なら通年花を咲かせる品種もあるため、9月頃まで咲いている姿を見かけます。花の咲いている期間は1週間前後で、その後は種(綿毛)が作られ、風に乗って別の場所で芽吹きます。
●アジュガ
アジュガは、ヨーロッパから中央アジアの広い地域に分布するシソ科の植物です。4~6月になると、まっすぐ上に伸びた茎の先に、1~2cmほどの小さな花をたくさん咲かせます。横に広がって伸びるアジュガは、日陰の庭を緑色に彩ってくれる頼もしい存在です。
花言葉は、「心休まる家庭」「強い友情」。
開花時期は、4~5月。
●八つ手(やつで)
ヤツデは、冬の寒い時期に白い花を咲かせる植物です。冬でも落葉せずに大きな葉を茂らせ、目隠し用の庭木に利用されたり、「先客万来」など縁起を担いで玄関先や門の脇に植えられたりすることもあります。
花言葉の「健康」は、枯れ葉や葉の傷みが目立たない光沢のある丈夫な葉に由来しています。
11~12月が見頃で、小さな白い花が集まって咲き、球状になります。また冬から春にかけては白い花が果実をつけ、徐々に黒く熟していきます。翌年5月頃には、黒くなった実を鑑賞することができます。