大紫露草(おおむらさきつゆくさ) ・ 長実雛芥子(ながみひなげし)
●大紫露草(おおむらさきつゆくさ)
ムラサキツユクサは、シュッと長い葉っぱが垂れ下がり、間から紫色の花をたくさん咲かせます。中心の雄しべが黄色く、花に明かりがともったような見た目は、落ち着いた雰囲気があります。
また、1つ1つの花は1日でしぼんでしまいますが、次々と花が開く姿からはたくましさが感じられます。
花は大形で花径4センチから5センチの青紫色の3弁花を咲かせます。花の中央には雄しべが6本と雌しべ(花柱)があります。萼には毛が多いです。
「ひとときの幸せ」という花言葉は、1日で枯れてしまう様子に由来してつけられました。「尊敬しています」は、次々と新しい花を咲かせる、力強い姿にちなみます。
開花時期は5月~9月、花の色は青紫、紫、白、ピンク。
●長実雛芥子(ながみひなげし)
(学名:Papaver dubium)は日本では長実雛芥子、長実雛罌粟と言った名前が付いており、ヨーロッパが原産地となっています。
赤色もしくはオレンジ色の花びらを4枚ほど咲かせ、高さが20~60cmほどまで育ちます。ヒナゲシによく似ており、多いもので1株約15万個の種を実らせ、繁殖力や生命力から、雑草のように各地に広がっています。
花色は、紅色、オレンジ色。帰化植物として日本では自生しています。
花言葉は、「誘惑」。開花時期は、4~5月。