蛍袋(ほたるぶくろ) ・ 萩の花(はぎ)
●蛍袋(ほたるぶくろ)
日本に自生するキキョウ科の多年草で、冬の間は土から出ている地上部が枯れてしまっていますが、春になると芽を出し、初夏にはつりがね式の提灯のような花を咲かせます。
和名の「蛍袋(ホタルブクロ)」は、子どもが袋のような形をした花のなかにホタルを入れて遊んだことに由来するともいわれます。
花言葉の「忠実」「正義」は、教会の鐘を連想させるホタルブクロの花姿にちなむともいわれます。
開花時期は、6月~7月。花色は白、赤紫、紫。
●荻の花
萩の花はその美しさから、「秋の七草」として古くから日本人に愛されてきました。
「万葉集」でも 秋の季語とした、たくさんの歌が詠まれています。
萩は、秋になると枝垂れした細い茎に、紅紫の小さな花をたくさんつけます。
その姿は控えめながら、たくましさを感じさせることから、「柔らかな心」という花言葉がつけられたとされています。
開花時期は7~9月で、開花期に見られる中秋の名月に、月見団子に萩やススキをそえて供える風習が残っています。