岩煙草(岩煙草) ・ 京鹿子(きょうがのこ) ・ 藤の川(ふじのかわ)・
酔仙翁(すいせんのう)
●6月の花:岩煙草(いわたばこ)・・東慶寺
北鎌倉東慶寺に、今年も「岩煙草」が咲きました。
撮影は昨年に続き2回目です。駆け込み寺で有名な静寂な境内の岩に這うように咲く花は、何となく時を感じさせます。
岩煙草(いわたばこ) 夏に、チリメンじわがよった光沢のある大きい葉の間からつぼみをつけた花茎を伸ばし、紅紫色の星形の花が5~15輪、横向きに咲きます。
花の名は、岩場に生えて、大きい葉がタバコの葉に似ていることから名づけられました。花は花径2cmほどで、放射状に5つに深く裂けて反った花びらの白い基部にオレンジ色の斑点があり、5本のおしべがめしべを取り囲むように集まっています。
花言葉の「涼しげ」は、谷川などの湿った岩場の日陰で、いかにも涼しげに咲く紅紫色の花の姿につけられたようです。
●6月の花:京鹿子(きょうがのこ)・・円覚寺
北鎌倉円覚寺、境内奥の「黄梅院」に、京鹿子が咲いていました。ピンクの綿雪のようなきれいな花です。
初めて観た花です。
京鹿子(きょうがのこ)別名:夏雪草。 晩春から初夏にかけて、掌状の葉の上にまっすぐ伸びた紅紫色の茎先に、小さなピンク色や白い5弁の花が集まって、霞がかかったようにふんわりと咲きます。
名前の由来は、京都の伝統工芸の絞り染めの一種、京鹿の子絞に見立てたもの。
花言葉「質素な美」。開花時期は、6~8月。
●6月の花:クレマチス藤の川・・明月院
北鎌倉明月院に、クレマチス藤の川が咲いていました。クレマチス早咲き大輪だそうです・・
初めて観ました。
藤の川(ふじのかわ) クレマチス(別名:風車) クレマチス早咲き大輪。
明青味紫色で上向き崎で節々に花を咲かせます。花径は8~13㎝。
花言葉は、「精神の美」。開花時期は、5~10月。
●6月の花:酔仙翁(すいせんのう)・・東慶寺
北鎌倉東慶寺の境内に、酔仙翁が咲いていました。5月に散策路でも撮影しました。
酔仙翁(すいせんのう)、晩春から夏に、やわらかな白い綿毛でおおわれた茎の上部で枝分かれを繰り返しながら、銀白色の葉の間からすっと伸びた茎先に、紅紫色の五弁花が一輪ずつ次々と咲きます。
花の名は、センノウ(仙翁)の仲間で赤い花を酔って赤くなった顔にたとえて名づけられました。赤い花をほろ酔いの仙人(仙翁)にたとえたともいわれています。
花言葉の「私の愛は不変」は、よく分枝する茎先に鮮やかな紅紫色の花が次々と咲き、長い間楽しめることからつけられたそうです。