四季の短歌 4
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短歌の無断転用は、原則禁止とします。
コロナ禍の君と過ごせし故郷の吾子も帰らぬ初春の朝
コロナ禍の蝉声弱くウズウズと晴れぬ合間の長梅雨の風
花嫁と吾子の幸せ祈りつつ見やる神楽は浦安の舞
なにげない倦怠の朝はそら色にウロコ雲みて我息を吸い
生還の一年過ぎしその日々に君ほほ和らぎて夏を待ち