冬の写句 3
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梅散るもコロナ禍路は通せんぼ
フィレンチェの記憶の街に冬日射し
古稀過ぎし時候めぐりて冬深し
古稀の声聞こえぬように春を待ち
古稀こえて旅人はるかに梅一輪
寒暁やカラス鳴きあい鴨つられ
アオサギの白糞垂れる冬田かな
冬つきて梅色こだち鵯が待つ
雪折や鳥飛びかいて足はずし