牡丹(ぼたん) ・ 杜若(かきつばた) ・ 藤の花(ふじ)


■牡丹(ぼたん) 鎌倉牡丹庭園

牡丹(ぼたん) 鎌倉牡丹庭園 160429撮影
牡丹(ぼたん) 鎌倉牡丹庭園 160429撮影

●牡丹(ぼたん)

 

 

花名は、中国名の「牡丹」の音読みでボタンと呼ばれるようになりました。花言葉の「風格」は、絹のように薄く大きな花びらが幾重にも重なり、まり状にまとまったその花姿にちなみます。

 

ボタンとシャクヤク(芍薬)の花はよく似ています。ボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草本です。やや小ぶりで端麗・若々しい印象をあたえるシャクヤクに対して、ボタンには重厚で凛々しい雰囲気があります。

 

女性の美しさを形容する言葉として「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があります。これは、シャクヤクが長い茎の先端に花をつけるのに対して、ボタンは葉の上に座っているかのように咲くことにちなみます。

 

開花時期は、10~5月。



牡丹(ぼたん) 鎌倉牡丹庭園 160429撮影 
牡丹(ぼたん) 鎌倉牡丹庭園 160429撮影 


牡丹(ぼたん) 鎌倉牡丹庭園 160429撮影 
牡丹(ぼたん) 鎌倉牡丹庭園 160429撮影 

■杜若(あきつばた) 鎌倉長谷寺

杜若(かきつばた) 鎌倉長谷寺 160429撮影
杜若(かきつばた) 鎌倉長谷寺 160429撮影

●杜若(かきつばた)

 

 

カキツバタは、日本からシベリアまでの東アジアの温帯地域に分布する多年草です。湿地や池の近くに自生し、草丈50~80cm、細長い葉っぱと、アヤメ科独特の花を5~6月に咲かせます。花の汁が服を染めるために利用されており、「書き付け花(カキツケハナ)」と呼ばれていたのが転じて、カキツバタという和名がつきました。

 

またカキツバタは、日本人に古くから親しまれている草花です。平安時代の歌人在原業平が和歌の題材にしたことでも知られ、7世紀頃にはすでに園芸植物として栽培されていました。深い青紫の花が水辺に咲く様子は、風情が感じられます。

 

「幸福が来る」という花言葉は、万葉集に載せられている「住吉の 浅沢小野の かきつはた 衣に摺りつけ 着む日知らずも」という和歌に由来します。

 

開花時期は、5~6月。

杜若(かきつばた) 鎌倉長谷寺 160429撮影
杜若(かきつばた) 鎌倉長谷寺 160429撮影

杜若(かきつばた) 鎌倉長谷寺 160429撮影
杜若(かきつばた) 鎌倉長谷寺 160429撮影

■藤の花(ふじ) 鎌倉光則寺・長谷寺

藤の花(ふじ) 鎌倉光則寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉光則寺 160429撮影


藤の花(ふじ) 鎌倉光則寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉光則寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉光則寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉光則寺 160429撮影

●藤の花(ふじ)

 

 

藤は、マメ科の つる性落葉木本です。紫や白、ピンクの房状の花が垂れ下がって咲きます。5月の風に乗って長い花房を揺らし、甘い香りを漂わせるフジの美しい花は、古くから愛されてきました。美しく垂れるフジの姿は、振袖を着た女性を思わせる姿です。

 

古くから、日本では「フジ」を女性、「マツ」を男性にたとえて、フジやマツを近くに植える習慣があったそうです。フジの花の色は淡い紫色で、「藤色」の言葉もここからついたようです。万葉集の中にも、フジは多く出てきます。苗字に「藤」の漢字がつく藤原隆盛や、フジのふんわりとした芳香などにより平安時代を中心に愛されていた色が「藤色」です。

 

藤の花言葉の由来は、藤がつる性の植物で、他の植物などにしっかりとつるを巻きつけて育つことから「決して離れない」という花言葉になったそうです。

 

開花時期は、4~6月。

藤の花(ふじ) 鎌倉長谷寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉長谷寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉長谷寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉長谷寺 160429撮影


藤の花(ふじ) 鎌倉長谷寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉長谷寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉長谷寺 160429撮影
藤の花(ふじ) 鎌倉長谷寺 160429撮影